5.誰(だれ)も読むことができない遺言状(ゆいごんじょう)

推古天皇(すいこてんのう)と聖徳太子(しょうとくたいし)が創(つく)ったとされる法隆寺(ほうりゅうじ)には「聖徳太子の遺言状(ゆいごんじょう)が残(のこ)されている」と言われているんだ。

だけど、勅封(ちょくふう)(=天皇(てんのう)の命令(めいれい)で封印(ふういん)すること)で誰(だれ)も読むことができないんだよ。

日本人が書いて残された最古(さいこ)の古文書とされる『三経義疏(さんぎょうぎしょ)』三経義疏(ほっけぎしょ)というのあるんだけど、これも聖徳太子が書いた?とも言われているんだ。

もし、聖徳太子の遺言状を調べられるのなら、三経義疏の法華義疏を聖徳太子が本当に自分で書いたということの証明(しょうめい)にもなるよね。