さあ、古文書を手がかりに
地域(ちいき)のことをもっと知ろう、調べに行こう
古文書を持ってる人がいるかもしれない!?
古文書って博物館(はくぶつかん)や資料館(しりょうかん)にある特別(とくべつ)なものじゃないんだ。みんなの家やお隣(となり)さんの家にもあるかもしれない。
昔はけっこう大切に取っておいたんだけどね。

将軍様(しょうぐんさま)や有名な人が書いたものだけが古文書じゃないよ。
キミのおじいさんのおじいさんのおじいさんが書いたものとか、キミの先祖(せんぞ)とかさ。

そうか、、、先祖か。自分の先祖のこともわかるんだ。

特別なものっていう感じがしてたけど、そうじゃないのね。

まずは身近な人に聞いてみよう
一番身近な人から聞いてみようよ。
近くに住んでいなければ、電話したりさ!
きっと驚(おどろ)くぞ! キミが古文書調べてるって言ったら!!

キミの友達(だち)が古文書を持ってるって、あまり考えられないよね。

身近な人で古文書とか古いものがある場所を知っている人がいるかもしれないよ。
それはあまり若(わか)い人ではなさそうだけどね。

おじいさんやおばあさん、親戚(しんせき)のおじさんやおばさんとかに聞いてみようよ。
もちろん、お家の人にもね。

近所にいないかな? なんでも知ってるおじさんやおじいさん。
頼(たよ)りになるおばあさんとかおばちゃんとか。
そういう人に協力してもらおう!

同じ町内会の人や近くの人でお年寄りはいない?
お年寄りでなくてもいいよ、その町のことをよく知っていそうな人とかもいそうだよね。
町会長さんとか町会の役員さんとかでもいいかも。

そういう人って、なかなかこちらから声をかけないと話してはくれないね。
なので、キミたちから聞いてみるのはどうかな?

「この地域(ちいき)のことを調べているんです、教えてください」って、聞いてみようよ。

学校の先生に相談して、聞く相手の人を選(えら)ぶのもいいことだね。

ここには た・ぶ・ん なにかある!
ここは源頼朝(みなもとのよりとも)に関係が深い鎌倉の鶴岡八幡宮だ。
この中には宝物館(ほうもつかん)があって、いろいろなものが展示されてるよ。
でもね、別に有名な神社や宝物館がなくても大丈夫なんだな。

キミの住んでいる地域(ちいき)に神社やお寺はない? あるよね。
神社やお寺は古くからその土地に建(た)てられていることが多いよね。

なので、こういう場所には必(かなら)ずと言っていいほど、古文書や古文書に近い古いものがあるはずだよ。

 

建久八年 譲状 (個人蔵)
文治三年 譲状 (個人蔵)
これらは神社の譲状(ゆずりじょう)だよ。譲状というのは、土地や財産などの権利を譲り渡すことを書きしるした証文(しょうもん)のことだよ。
起請文 (個人蔵)
起請文(きしょうもん)というのは、神様や仏様に約束を破らないことを誓う文書だよ。
東寺祭文 (個人蔵)
祭文(さいもん)というのは、催事の時に神様や仏様に対して読み上げる文のことだよ。

でも、勝手に見てはいけないものもあるから、ちゃんと訪問(ほうもん)して話を聞いて、見せてもらおう。

次のページで、その注意事項(じこう)を載(の)せてるから見てね。

このページのまとめ

このページで学んだことのポイントはこれだ!
整理しておくよ。

古文書や古文書に近いものに出会うためには

〇まずは身近な人、たとえば親戚(しんせき)の人に聞く。

〇町をよく知る近所の人に聞く。

〇神社やお寺に聞く。

そうか、古いところか。。。。。
あるある!! 古くからある神社が! 行ってみようかな?

そういえば、おばあちゃんから、昔(むかし)の手紙って話を聞いたことがあったわ。
詳(くわ)しく聞いてみようかな。まだ取ってあるかな?

昔は神社やお寺にいろいろ大切なものを預(あず)けたりもしたんだ。
なので、神社やお寺は重要(じゅうよう)な探検(たんけん)場所だよ。
そして、境内(けいだい)にもあるかもしれないよ、石に書かれたものとか石碑(せきひ)とか。
わりと見過(みす)ごしているんだけど、あるだよ、こういうところに。
探(さが)して探して!!