古文書を見に行ってみよう
楽しみ方をデンジュしちゃおう
見ていて楽しい? 読めたらもっと楽しい? その中身がわかったらもっともっと楽しいと思うよね。古文書の楽しみ方、きっとキミも見つけられるよ。

古文書のこと、少しずつわかってきたよね。
ぼくは、古文書を見ているだけでとっても楽しいんだ。
キミたちも、少しは楽しくなってきたかな?
もっと楽しくなる方法を教えよう!

う~ん、まだムズカシイかなぁ~?

だんたん興味(きょうみ)はわいてきたけど、楽しいっていうのかな・・・。

身近に感じれば、もっと楽しい!
自分のご先祖(せんぞ)様の文字を見られるかも・・・

古文書は、博物館(はくぶつかん)や資料館(しりょうかん)に行って見るだけじゃないんだ。
もしも、見ている古文書がキミのご先祖様のものだったら、どう思うだろう?

実は、古くから続く家の人から「家の建(た)て替(か)えの時に、古い手紙のような物がでてきたから見てください」「家にあった大福帳の裏(うら)になにか書いてあるんだけど、なんでしょう?」というような問い合わせが、研究者の先生のところに届くことがあるんだって。
そして実際(じっさい)に古くからの家からは、貴重(きちょう)な古文書が残(のこ)っていることもあるんだ。

自分の家に、古文書があったら・・・。考えただけで楽しいよね。

おうちの人と一緒(いっしょ)に、探(さが)してみるのも楽しみの一つだね。

それぞれの地域(ちいき)に、きっとある古文書
それぞれの地域の神社やお寺には、古文書が残(のこ)っていることが多い・・・

それぞれの地域には、埋(う)もれてる、注目されていない古文書が必(かなら)ずあるものなんだ。

たとえば神社やお寺は、どこの町にもあるよね。
それらは、古くから残っているので、古文書が残っているケースが多いよ。
でも、いろいろな理由から、必ずしも見せてもらえるとは限(かぎ)らないのだけれどね。

キミが毎日遊んでいる神社だったり、ご先祖様の眠(ねむ)るお墓(はか)があるお寺にも、古文書があるかも知れないよ。

ほら、だんだん身近に感じてきただろう。

古文書はいわば日本の根っこ
梅宮大社売券(うめみやたいしゃ ばいけん) (個人蔵)
遠い昔に思いをはせる。古文書のステキな楽しみ方だね。

古文書はいわば日本の根っこ。

古文書は、木の幹(みき)が育つように保存(ほぞん)してくれる人がいて、ただの言い伝(つた)えだと思っていたことが史実(しじつ)だとわかるように、見つけ出して活用するという花を咲(さ)かせてくれる人がいて、みんなの役に立っているんだ。

日本のこと、日本の歴史(れきし)、地域のことを考える基本(きほん)となる『古文書』のことを知る・・・それって凄(すご)くおもしろい!
キミたちも花を咲かせてくれたまえ。

このページのまとめ

このページで学んだことのポイントはこれだ!
整理しておくよ。

古文書は身近に感じればもっと楽しい

○キミの家にもあるかも知れない。

○キミが毎日目にしているところにあるかもしれない。

○思いをはせることだって楽しさの一つ。

もしかしたらボクが歴史を変(か)えてしまうかもしれないんだよね。
それを考えるのは楽しいね!

遠い昔の人が、何を考えてこれを書いたのか考えるのは楽しいわ。
文字ではこう書いてあったけど、本音は違(ちが)うんじゃない? なんて想像(そうぞう)したら、もっと楽しいかも。

そうだね。
同じ古文書を読んで、人によっても読み取り方が違うかも知れない。
差出人(さしだしにん)の立場ではこう読み取れるけど、受取人はこうも考えられる、なんていうことを、お友達(ともだち)や家族とディスカッションするのも、楽しむ方法(ほうほう)の一つだよ。